正論おじさんに学ぶ「善悪の見分け方」


三重県松坂市の正論おじさんと言われる方の行動が話題ですが

あなたはこの方の行動を、どう思われるでしょうか?




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「実際の報道映像リンク」※ご存じない方はこちらから

事の発端は、ある89歳の男性が、三重県松坂市の地元商店街で

歩道クリーンナップキャンペーンと銘打って、歩道に出ている登り

や看板、商品などを強制的に撤去(この男性が独断で撤去)活動を

毎日行い、商店街から非難が上がっているというもの。

 

店によっては、看板やのぼりなどの宣伝材が歩道に出せない事で

売り上げが数分の一に減少したり、休業に追いやられているという

巷や当の地元でも、意見が分かれるところもありますが、多数は

この89歳男性をやり過ぎ(犯罪)などと非難する声が多い様です。

 

ちなみに

歩道に看板やのぼり、商材等を出したりするこういった行為について

法的にはどうなのか?と考えますと・・・

道路交通法で、明文化して一律に禁止しているわけではないのだが

解釈上、基本的に公道(歩道)の不正使用などにあたるので「違法行為」

であると言えましょう。

 

しかしながら

この男性の様に、所有者の許可を得ずに、勝手に移動(撤去)し

結果破損させたりすれば、器物破損罪となり「立派な犯罪行為」と

なります。

————————————–
刑法第261条
前三条に規定するもののほか、他人の物を損壊し、又は傷害した者は、三年以下の懲役又は三十万円以下の罰金若しくは科料に処する。
————————————–

私の回り(皆元or現役の商売人)ではほぼ同意見ですが

もちろん、この老人のやり方は犯罪性が濃く、間違っていますが

もともとは商店側が悪い訳で

歩道上に物を置きたいなら、正式に許可を取り、その範囲をしっかり

守って営業するのが本筋であって

その手順を取っていなのであれば、ただの一人からでも、苦情が出れば

直ちに撤去し、申告者に対して素直に謝罪するべきである。

というものです。

 

その点では

当該の商店街の店主方々は、どうもこの老人の初期のクレームに対して

生返事のみで、事実上黙殺していたと思われますし

少なくとも、真摯に対応していたという事は無い様です。

そして、報道映像内にもありましたが

歩道に宣伝材を出せないので売り上げが落ち、大打撃だ、とか

宣伝材が出せないせいでお客が減り、大迷惑だ、の様な物言いは

厳しい様ですが、商店主らの自分勝手な甘えと責任転嫁以外の何物でも

無いと、私も考えます。

 

商売は正売なりと、その昔、私は師から教わりましたが

本当にその通りであると思いますし

杓子定規とかきれいごと、とは違う次元の「事」はこの例の様に要所に

ありますので、そこは正道を行くべきであります。

なぜならば

商売人なら、お客対象中1.000人の中に1人でも「敵」を作っては

ならないからで、その理由は、敵を作って一つも得など無いからで

ございます。
(嫌う人と敵は違います)

まぁ現実的には、こう硬く決意して行動しているつもりでも

敵みたいな人は出来てしまう事もあるのですが、心して行動していても

そうなる位ですので、自分勝手や甘えの姿勢で商売をやっていたら

物凄い数の敵を作ってしまう可能性があるからです。
(上手く行かない原因に、意外に多いのです、これが)

 

その昔

マツモトキヨシ(あの薬のマツキヨです)の創業者である松本清さんは

小さな薬局から始めましたが

どうにかして沢山のお客を呼べないか?と考え、何をしたと思います?
(ご存知なも多いでしょう(^^)

 

シンギンぐタイム・・・

シンギンぐタイム・・・

シンギンぐタイム・・・

シンギンぐタイム・・・

シンギンぐタイム・・・

 

答え

店頭で一匹のサルを飼い、近隣の小学校に、お宅の生徒たちが当店の

サルをイジメて困るんで、注意して下さい

と言って回ったのです。

これにより、近隣の小学生たちは、どこどこ(千葉県松戸市でした)の

マツモトキヨシという薬局にサルがいる!

 

と、一斉に知る事となり、親が薬を買うときは、マツモトキヨシ

に行こう!

と連れてゆく事で、お店は大繁盛していった、という実話があります。

 

まぁ考えてみれば、ちょっとグレーな感じは致しますが

これによって特定の誰かが迷惑を被ったり、怒られた事は無いので

見ようによっては、誰にも一切迷惑をかけていない宣伝戦略と言えます
(結果的には、むしろ周囲に楽しみを与えています)

 

対しまして

路上に勝手に物を置くという行為はどうでしょう?

程度によりますが、間違いなく、他人に迷惑をかける方向の行為です。

 

「法律とは」

よく、私は法律は守って生きているので、人に後ろ指を指される

覚えはない!

といったものがございますが、法律とは、生きて行くうえで

最低限度

守らなければいけない最下限のボーダーラインの様なものであり
(守らなければ犯罪人です)

言い換えれば、法律を守るだけの生き方とは、最低レベルの生き方

とも言えますので、法を守って生きている事は、全く自慢になりません

徳を積む生き方とは、いかにプラスアルファな行動思考を積み重ねるか

ですので、こういう事を意識してゆく事が、人の世の中を暮らしやすく

ギスギスしない世界を作って行く潤滑油となりますので

出来る時(余裕ある時)だけでも良いので、みんなでちょっとずつ

潤滑油を出し合って行くのが良いですよね(ちりも積もれば山に!)
(他人はどうあれ、自分は潤滑油に!類は友を呼びますぞ)




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