個人信用情報機関の超簡単解説


個人信用情報機関を、超簡単に解説してみます。

【個人信用情報機関の種類】

銀   行   系 ▶ KSC
(全国銀行協会が運営する機関)

クレジットカード系 ▶ CIC
(クレジットカード会社が共同で出資し、立ち上げた機関)

消 費 者 金 融 系 ▶ JICC
(消費者金融をはじめとする貸金業者が立ち上げた機関)

 

【個人信用情報機関は、どう利用されるのか?】

例えば、大手都市銀行系でローンなどを組もうとする場合、KSC

CIC、JICCの3つとも見られると思った方が良い。

何故なら、大手都市銀行系は、系列傘下に「クレジットカード会社」

も「消費者金融会社」も持っているからです。

しかし、銀行系列以外のクレジットカード会社の場合は、基本的に

CICしか見ませんし、消費者金融なら、JICCしか見ません。

例えば、実際の審査において

返済遅れ等(うっかり不落ち含む)は、情報機関に「A」マークが付き

ますので、クレジットカードでついてしまっても、消費者金融には

分かりませんが、銀行系には分かってしまう、といった具合です。

ですから、よくクレジットカードなどで、銀行系は審査が厳しい!

とよく言われるのは、この部分が影響しているのです。

しかし、これには注意が必要で!

「A」マークが3回連続で付きますと、「異動」情報に変わります。
(債務整理や自己破産は、1発で付く)

この「異動」が付いてしまうと、CIC、JICCには5年間

KSCには最大10年間「異動」情報が残りまして、さらに、この「異動

」情報は、3つの情報機関で「共有」されてしまいます。
(この状態が、続に言うブラックリスト入りです)

つまり、この情報が全て消えるまでは、一切、ローンを組んだり

クレジットカードを作ったりが出来なくなると思って良いでしょう。
(もちろん、貸す、貸さないは事業者の自由ですが、普通・・・)

 

【Aマークは、いつ消える?】

情報は、直近24回が常に表示されていますので、どんどん押し出さ

れてゆきます。

つまり、2年後には押し出されて消えてしまいます。

ただ、うっかり不落ちになってしまった!程度なら、すぐにカード

会社に電話を入れて、振り込むなり、会社によっては再引落をして

貰う事で、「A」マークがいきなり付くことは無いでしょう。
(ただし、基本的にうっかりもダメ、自分の信用を落として行きます)

 

【クレジットカードの限度額は何を見て決めてる?】

一般的に、職業や収入と思われがちですが、実は最も影響するのが

情報機関に出ている月々と年間の「決済額」です。

収入など、所得証明添付の場合を除き、あくまでも自己申告なので

カード会社ももとより信用などしていません。

ですが、実際に毎月(年間)実際に決済している金額を見れば、

おおよそ、その人の収入が見えてくるという訳です。
(見方のノウハウは、会社によって違います、これが各社の審査癖)
(○○カード会社の謎審査?などと言われるのはココ)

ですので、スーパーホワイトなどと呼ばれる、いわゆる現金主義者

の方などで、決済履歴や割賦履歴などが情報機関に出ていない人の場合

、審査に通りにくくなる、または、年齢によっては全く通らない!

という事態になるのです。
(高年齢でホワイトだと、異動明け(俗に言う喪明け)と推測され易い)

ですから、与信額を「高く」出してもらいたい方は、月々の決済を

出来るだけ情報機関に載る決済方法で支払い、決済額を上げる様に

してゆけば良いのです。

 

【情報機関に載る決済方法とは?】

もうお分かりでしょうが

・クレジットカードで支払う

・割賦契約で支払う
(住宅ローン、カーローン、携帯本体分割、家電分割払い等)

です。

こういった決済記録を「クレジットヒストリー」「クレヒス」

などと呼ばれ、様々な金融審査に最も「重要」な要素となります。

 

【まとめ】

金融契約において、最も楽に信用を得る方法は?

優良なクレジットヒストリー(決済記録)を積み続ける事です。

信用力という部分だけで考えるなら、例えばクレジットカードを

自分で無理のない範囲内で、グレードUPして行く事でもプラス

アルファになって行く効果は、確かにあるでしょう。

カードでなくとも、厳しめの銀行カードローンなどの契約をする

というのも、借金枠というよりは、信用になります。
(この銀行と契約できる信用がある人、と評価されます)

ただし!

消費者金融系の借り入れや、契約は逆にマイナスになりますので

ご注意ください。
(消費者金融系企業様、ごめんなさい※でも事実ですので)

【参考:実際のCIC情報はこうなっている】
CIC情報資料

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