キャッシュレス時代到来!インドが熱いですね
ナレンドラ・モディ首相が打ち出した高額紙幣の廃止により
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紙幣全体の86%を占めていたとされるお札が無くなってしまった
のですが・・・
当然、現金取引の多い小売りや消費財関連産業、2輪車販売
そして農村部などでは一時的とはいえ大幅な需要減に見舞われ
混乱がおきました。
しかし、政府の対策も功を奏し
(クレジットカードやデビットカード決済でガソリン割引など)
現在では、商売や市民生活の混乱も収束してきているようです。
もともと、この高額紙幣廃止には、大きな狙いがあり
・ブラックマネーの締め出し
・偽札対策
・脱税対策
・不正蓄財対策
でございまして、これは、日本のマイナンバー等と同じ狙い
といえますが、インドの場合は、もっと深刻でした
(日本等と比べ、すべてがやりやすい状態だったのは分かりますよね)
電子マネー化、デジタル経済化することにより
正確に、もれなく管理できるようになるのはどの国も同じ
実際
86%のお札が消滅してしまっては、デジタルIDを取得するしか
インドで生きてゆく方法は事実上無く
2009年まで、身分証明書といえるものを一切持たず
出生証明書さえないという人が国民のおよそ半数を占めていた
のですが
2016年末の時点で、デジタルIDを取得したインド国民は人口の
95%に当たる約11億人に上ってきております。
(日本などでは出来ない(必要ない)荒業でしたが、インドでは、こうするしかなかったのかも知れませんね)
そして、現在
国民の住所、銀行取引や納税申告に関する情報、雇用記録
医療記録などのデータを保存し、共有するための安全な
ネットワークシステム「インディア・スタック」に移行すべく
インドは動き始めています。
このインディア・スタックは、デジタル決済システムへ移行を
大きく加速させ、投資家達も、大きな投資チャンスであると見
ている様でございますね。
インドの銀行システムには、800億ドル以上の資金が流入してきて
おり、2017年の初め以降インドの銀行大手12行の銘柄で構成する
ニフティ銀行指数は約30%も上昇しているというから大成功!
といえましょう(驚)
完全キャッシュレス社会にもっとも近づいているのは
意外な事に、インドのようでございますね(^^)
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