仕事の選び方


最も価値の高い仕事とは何か?

今回は、かなり真面目なお話でございますが




近年は、「脱」労働ブームとでも言いましょうか、動画サイトを中心に

やたらとブログで何千万円稼いだとか、投資で自由自在な生活を送る

といったノウハウモノが蔓延っております。

一様に訴えられている内容は、労働(会社勤め)は割に合わない!

ただ搾取される人生で良いのか?

他人に気を使ったり、合わせたりなど、無駄!

というもの。

しかしこれは、

ある側面から見ますと、反社会的な思想ともとられかねません。

 

労働(会社勤め)は割に合わない!

と言って、仮に、皆がそこから離脱したとしますと、現在の社会

インフラが崩壊してしまいます。

どんなに優秀な人が居ても、世の中のインフラは、個人単位では、

どうやっても出来ない事がほとんどで、言い換えれば

個人単位で出来る事は、ほんとうにごく一部の事でしかありません。

お金が儲かるか儲からないかは別の話しです。

それでは、

脱労働を訴える方々は、他人の「労働サービス」を受けないで生活

されているのでしょうか?

いいえ

むしろ、そういう方々程、他人の労働サービスを沢山受けています。

自分たちは、馬鹿馬鹿しいから労働はしないけど、他人の労働力は

出来るだけ安く受ける!

と言ってるようなものなので、正直申しまして、こういう方々は

ほとんど社会の役には立っていません。
(投資の仕組みは重要かつ有用ですが、全てがそうとは、言えません)

もちろん、そういう方々の生き方を否定するわけでは無く、完全に

自由ですから、そういう生き方もあって良いと思います。

 

しかし

仕事の価値とは、どれだけ世の中の役に立っているか?

という事でして、世の中とは何か?と申しますと、「他人の集まり」

でございます。

つまり

仕事の価値とは、どれだけ他人の役に立っているか?

という事で、お金が稼げるか?とは全く別の事なのです。

上手なセールスライティングで、効くか効かないか良く分からない

何かを沢山売って儲けたとしても

素晴らしい結果を出したノウハウを、超低再現率で伝えてみる事で

人が集まって上手に儲けたとしても

それはその仕掛けた方個人だけがお金を儲けただけでありまして

特に世の中の役には立っていないのです。
(場合によっては、人に何かしらの損をさせた事になります)

これはけして、キレイ事ではありません

人の生きる時間は頑張っても100年未満でして、その中で活動的

に生きられるのは精々半分くらいなものでしかないのです。

どんなにお金を貯めても、どんな高価な物を所有しても

所詮あの世には持ち越せません

そう考えますと、生きる上での本当の幸せは、「感動」することで

感動とは例えば

・本当にお腹が空いて、食べる食事

・苦労して汗を流して成し遂げた物事

・心から他人に感謝したり、感謝されたりした交流

これは、恵まれた人程、得る事が難しいのです。

人は、飯を食う為に生きている訳ではありません

金を沢山得る為に生きているのではありません

自分だけのオリジナルの「旅」をする為に生まれて来たのですから

それを味わう事が、自分にとっての幸せな人生となる事を自覚

する事が重要です。

「旅」の面白さは、感動です

感動は、人との交わりから生まれます

お互いに、影になり日向になりながら、無意識にも役に立ちあって行く

事こそが、広義での社会インフラと言え、全ての仕事がそうなのです。

ですから

割に合うとか合わないとかではなく、自分に出来る事をとりあえず

頑張ってみる姿勢こそが、正しい仕事の選び方と言えるのです。

その先に、必ず「成果」という経験値と力が付いてくるのです。




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