本革製?! 合成皮革製?! 化学繊維製?! 長持ちするのは?!

カバン、靴、財布、衣類　いろいろな素材で作られていますが・・・

節約的思考で考えた場合、どういう素材を選べば長持ちするのか？
(同じ位の製品精度品質で見た場合)

使用環境としては雨天や湿気、気温などを日本環境で考慮致しましても

手入れさえしっかり的確に行っていれば、やはり本革に軍配が上がる

でしょう・・・しかし

手間をかけずに長持ちするのは、化学繊維製品でしょう
(ナイロンやポリエステルなどが一般的です)
※ここでは、経年劣化の風合い等は考えません

そして最も耐久性に乏しいのが「合成皮革」製品でございます。
(作られた瞬間から化学変化による劣化が始まります)

合成皮革といいますと、PUレザー(ポリウレタン)などが代表的ですが

この生地は、空気中の水分(湿気)と化学反応を起こしまして

何もしなくとも、徐々に確実に「劣化」して行く性質がございます。

勿論、使用環境や製造段階の原料の質や製造技術によって

耐久性はかなり違って参りますが、基本的に化学反応劣化は同じ

極端に言えば、しまっておいても、どんどん劣化は進んでゆくのです。

—————————————————-

PUレザーの耐用年数はどのくらいか？

—————————————————–

PUレザー(ポリウレタン)の耐用年数は

1年～長いもので１０年位といったところで、化学反応がある程度に

達すると、急にベタベタしてきたり、ボロボロと表皮が剥がれて

きたり致しまして、使えなくなってしまいます。

一般的なPUレザーは、2～3年程度と耐用年数は短いものです。
(使用環境によって、短くも長くもなりますが)

ちなみに

日本製の自動車用などは、普通は10年以上もちます。
(環境によっては短くもなりますが)

というわけで

耐久性を考えるなら、いわゆる合成皮革製品は避けた方が良い

ということでございますね(^^)
(安価で見栄えは良いんですけどねぇ)

ただし

唯一、靴(くつ)に関しましては、合成皮革も大いに選択筋と言えます

何故かと申しますと

靴、特に普段履きの靴ならば、何年もは履かないでしょう？
(毎年or2年程度とかで買い替えませんか？)

お子様の場合も、成長等で半年くらいで買い替えたりしますよね？

ですから靴は、安価でカラーバリエーションも多い「合成皮革」製品

で、気軽にお洒落を楽しむのに適した素材といえるでしょう！
(節約的観点から見ても)

「合成皮革製品の手入れ方法は？」

基本的に「水ぶき→乾拭き」で、汚れが落ちない場合は

中性洗剤をスポンジで泡立てて、優しく製品を磨き→水ぶき→乾拭き

出来るだけ、直射日光や高温多湿は避ける事です。
(高温多湿が最も化学反応劣化を進めます)

仕事用のカバン(鞄)等は、合成皮革は避けて「本革」か「ナイロンや

ポリエステル製」を選ぶと長持ち致します
(手間なしはナイロンやポリエステル製等が一番ですね)