永久的にデータを保存するには、どの方法が良いのか?
データの保存方法は、何通りかございますが、特徴がありますね
現在普及しているデータ記録方法の特徴
●ハードディスク系
磁気で記録、高速でディスクが回転しており、アクチュエータという
レコード針の様に動く磁気ヘッドでデータを読み書きする為
衝撃や強い磁気に非常に弱い
(5年位か・・・)
●フラッシュメモリ系
電気的に記録、電子入出力で記録する微細なセルと、それを制御する
チップで形成されており、物理的な可動部が無いので、衝撃に強い
また、小型軽量化が容易な為、持ち運びしやすいのが大きなメリット
しかし、書き換えを繰り返すとセルが劣化して行くので本来は
ハードディスク的な記録には向かない(SSDなど)
また、記録後に何もしなくても電池の自然放電の様に(期間は長いが)
自然に電子自体が抜け出すので、永久的なデータ保存には向かない
(5年~10年が目安)
●光ディスク系
ご存知のCD-R 、DVD-R などに記録する方法
保護層・記録層・反射層の異なる複数の層が重なる形で作られており
規格により多少異なる要素はあるが、レーザー光を光ディスクに照射
するとレーザーは保護層を通り抜けて記録・反射層に到達し
記録層に設けられたピットと呼ばれる凹みを化学反応させることで
記録 する仕組み
熱変形や、光に注意して(低温暗所)保管すれば、10年~半永久的に
データを保持できるはずである
注意点は
RW(書き換え可能タイプ)ではなく、Rタイプを選ぶ事
(RWは劣化しやすいの永久保存には向かない)
また、国産のメーカー品を選ぶのが良いでしょう
(海外製は製造エラーが多く、粗悪品も多い)
●Mディスク
実質永久保存(詳細はMディスクの記事をご参照下さい)
※Mディスク詳細記事へジャンプ!(この文字をクリック)
「余談」
ただ、弊社に保管してある(データ保存が目的ではありません)
ハードディスクやフラッシュメモリも、最高12年経過して
おりますが、どれもデータは消えておりません(読み込みます)
個体差はあるでしょうが、上記目安は「最低」保持期間
と考えてよろしいかと思われます。
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